ゼンスイ・TEGARU(テガル)レビュー:2週間目

まだ2週間目?と意外に思うほど、すっかりマツたちの生活に欠かせない存在となってしまったTEGARUである。



梅雨の晴れ間。今日の東京は暑かった。カーテンを閉めていても、カーテンを触るとすごい熱。午前中、一応はカーテンを開けてはみたものの、あっという間に室温が29度を超えたので、これは危険と、今日は水槽のある部屋のカーテンを一日中閉めていた。カーテンを閉めていても水槽の窓際部分は熱くなるので、車のフロントガラスなどによく使われる銀シートで断熱してみた。すると室温も27度台まで下がった。

TEGARUがあまりにも小柄で頼りなく見えるので、チラー式のZC-100αに買い換えることを前提で「お試し」購入しただけのつもりだったが、意外や意外、このTEGARUは思いの外頑張ってくれている。しかも「頑張ってますよ~」アピールをほとんどしないこの謙虚さも、なかなかオシャレ。というか、単に影が薄いというか・・・

たしかに、今日のような暑さの日は稼働時間は長い。だが、水温は確実に下がっていくし、設定温度に達すればピタッと止まって休むべきときはしっかり休んでいるから、無駄に稼働している感じはまったくない。力の弱い窓枠エアコンとの併用であっても、銀シートを併用することで室温は十分下がるので、ひょっとしたらこのまま夏を越せてしまうかも・・・と感じるようになったのも、ここ数日のこと。

うーん、それでもやっぱりZC-100αも使ってみたいのだ。贅沢な悩みである。能登との絆である車も予算の半額で車検に通り、お金も浮いた。だからなおさらZCを買ってみたい・・・でも実際には必要ないのでは?と、また悩み始めている。

ペルチェ式クーラーを叩くアクアリストは多い。しかし少なくともTEGARUはけっこう使える。私はもちろんゼンスイの回し者などではない。アクアリストと名乗れるほどの知識も経験もない。小学生の自由研究の延長みたいにして、大好きな能登の巻貝と一緒に暮らしているただの「変人」である。

もちろん各人の水槽の状況や環境にもよるから、一概には言えない。誰かの参考になればと思うので、少なくともこの環境ならTEGARUは有効であろうという意味で、以下に私の飼育環境を記しておく。

<私の飼育環境>
1.タテ・ヨコ44センチ、深さ34センチのアクリル容器を使用。フタがまだないので、食品用ラップで覆っている。
2.水量(海水)は10~15L程度で、下から15~20センチ程度の水位に収まっている。
3.アクリル容器の中には、海岸で拾ってきた岩がたくさんと、マツたちのいる1.5Lの100均ボトルが3つ入っている。
4.アクリル容器は東窓のそばに設置。朝から昼まではかなりの日光が当たる。猛暑日はカーテンを閉め、銀シートで断熱している。
5.室温は最高で30.9度まで行ったが、TEGARUは23度設定で、アクリル容器内の水温は約21.5~24.5度の間に収まっている。1.5Lのボトル内の温度は20~22度程度に収まっている。
6.水槽の隣にTEGARU、その隣に窓枠エアコン。冷却効率をよくするために、窓枠エアコンの向かい側に扇風機を設置。
7.エアコンの設定温度は、私が隣室にいるときは最低の20度まで下げるが、留守中や私が暑いと感じないときは27~28度設定。水槽の部屋は6畳、私の部屋も6畳。ふすまで区切られているだけ。

【関連記事】
ゼンスイ・TEGARU(テガル)の関連記事<まとめ>

人気の投稿

ゼンスイ・TEGARU(テガル)レビュー:初日

イシダタミの飼育は難しい。