日中の室温30度/リーダー(長老)とのお別れ

今日(5月23日)は、日中の室温は30度近くなっていた。冬はすき間だらけで寒いくせに、夏は何故か空気の通りが悪い木造アパートである。私は寒いのは平気なのだが、暑いのと湿度が大変苦手だから憂鬱だ。それはきっと貝たちだって同じだろう。そして、夕方には風も出てきて涼しくなった。少し肌寒いくらいだった。この寒暖差が怖いのだ。

仕事から夜9時過ぎに帰宅してマツを叩き起こそうとしたが、ちょこっとだけフタを開けてはいたが、出てこようとしない。暑さに相当参っている模様である。他のタマキビたちは夕方になって涼しくなったと気付いたのか、全員お腹を出していつも通りの姿だった。アラレタマキビの抹茶ちゃんもたくましく生きていた。ただし、仕事に出かける直前にチェックしたら、他のタマキビの背中に貼り付いたまま爆睡して落ちそうになっているのを発見したので、念のためレスキューしておいたが。シロちゃんのときはこれを見逃してしまったから、死んでしまった。あのとき、米屋とのトラブルでシロちゃんが犠牲になったことを、いまだに受け入れられずにいる。私は死んでしまった貝たちは、冷凍庫で保管して次回能登の海に返せるようにしているのだが、シロちゃんだけはどうしても冷凍庫に入れられない。冷凍庫に入れてしまったら、全て終わってしまう・・・という気持ちがある。

また、別容器で様子を見ていたリーダー(長老)はやはり駄目な感じである。お腹の色が変わってきてしまっているし、少し臭うようになってきた。悲しい。ゴエモンの死をきっかけに最後に語り合った時のことが、今でも懐かしく思い出される。「人も貝も、いつかみんなゴエモンと同じようにお別れするんだよ。でも、そんな中でせっかくこうやってご縁があって一緒に暮らすようになったんだから、その時までは楽しく暮らそうね」と話しかけ、リーダーも一生懸命こちらを向いて聞いていた(彼らに聴覚はない。しかし、だからと言って、話しかけていることが通じていないわけではないと、私は感じている)のだが、そのお別れがこんなに早く来るとは・・・ リーダーはあのとき、自分がもうあまり長く生きられないことを、もう分かっていたのだろうか? スガイの特徴である目の上の眉毛のようなものが、リーダーの場合は年のせいか他の個体よりももっと長くて立派で、だいぶ昔の社会党の某総理大臣のようだった。あの顔が忘れられない。死んでしまうと顔だけは貝殻の中にあるため、最後に顔を見ることはできなかった。引っ張り出すなんてかわいそうなことはとてもできない。だがまだ冷凍庫に入れる勇気もない。

ゼンスイに電話をして昨日までの室温の状況を話すと、真夏だったらもっと上がるし、特に夜間も温度が下がらなくなるのが今の時期とは違うからということで、ペルチェ式のTEGARU(テガル)ではなく、チラー式のZC-100αにしたほうがいいと言われた。チラー式は場所を取るという以外、特にデメリットはないし、エアコンの併用も必須ではないので、余程の猛暑でない限りは水槽クーラーだけでの運転も可能らしい。たしかにこれはペルチェ式のテガルでは無理な方法である。ただし、ZCは排熱がテガルの倍くらいあるのでミニ扇風機は必要だろうとのことで、いろいろと面倒なことはたしかだ。また、昼夜の温度差を最小限にするためにZCのヒーター用コンセントに夏でもヒーターをつなげておく人はいて、それはヒーター自身にさらにサーモスタットが付いたタイプのものであっても特に動作に問題ないらしいと分かった。



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