イシダタミの飼育は難しい。
現在、イシダタミ、スガイ、タマキビ、アラレタマキビの飼育を行っているが、最も難しいのがイシダタミの扱いである。磯の巻貝の代表的存在であるにもかかわらず、彼らはけっこうシビアな飼育環境を要求するのだ。
イシダタミたちは基本的には「デトリタス」といって、生きものの死骸やら海藻の腐ったのやら、そういった海の「ゴミ」のようなものが濾過されて「ドロ」のようになって岩についているものを食べたり、岩についた目に見えないような小さな藻類を食べたりする。
この「デトリタス」は、人工的な環境の中ではなかなか意図的に作り出すのが難しい。しかも彼らはかなりの大食らいであるから、水槽の中でオマケ程度にちょこっとできたデトリタスぐらいでは、すぐに食べ尽くしてしまうのである。
微小藻類についても同様で、岩についた藻類を人工的に繁茂させることは不可能に近い。大掛かりな装置を使える研究機関などならともかく個人レベルではまず無理である。
だから、イシダタミのエサについては、いつも頭痛の種だ。ここ1~2ヶ月で大きいものから死んでいってしまったことを考えると餓死の可能性が高く、飼い主として大変責任を感じている。
イシダタミは、人間の目から見るととてもきれい好きである。つまり、水槽の汚れをピカピカにしてくれる。働き者で、眠る時以外は水槽内を素早く動き回って、ガラス面をピカピカに磨き上げてしまうのだ。
一方、マッツンの属するタマキビたちは、人間の目から見たら怠け者である。与えられたエサは何でも食べるが、水槽内の掃除はほとんどしない。だから、彼らの水槽は、次第にガラスが曇って汚くなってきてしまう。
そこで、ある時思い切って、タマキビの水槽とイシダタミの水槽を入れ替えてみた。すると、タマキビたちは「きれいになった!」と大喜びし、イシダタミは「食糧がたくさんある!」と大喜びし、ウインウインの関係が成立。やせ細っていたイシダタミたちも、無事復活したのである。
ホッとしたのも束の間、それから1ヶ月ほどたった先週、イシダタミたちの水槽がまたピカピカになってしまい、再びやせ細りだした。
これはいかんと、タマキビ同様にあまり掃除をしないスガイたちの水槽と入れ替えを行ってみたところ、これがどうもうまくいっていない。水槽の安定を欠いてしまった一因はこの入れ替えかもしれないのだが、イシダタミたちの食糧確保のためにはそれしか方法が思いつかないので、どうにもならずにいる。
イシダタミたちは基本的には「デトリタス」といって、生きものの死骸やら海藻の腐ったのやら、そういった海の「ゴミ」のようなものが濾過されて「ドロ」のようになって岩についているものを食べたり、岩についた目に見えないような小さな藻類を食べたりする。
この「デトリタス」は、人工的な環境の中ではなかなか意図的に作り出すのが難しい。しかも彼らはかなりの大食らいであるから、水槽の中でオマケ程度にちょこっとできたデトリタスぐらいでは、すぐに食べ尽くしてしまうのである。
微小藻類についても同様で、岩についた藻類を人工的に繁茂させることは不可能に近い。大掛かりな装置を使える研究機関などならともかく個人レベルではまず無理である。
だから、イシダタミのエサについては、いつも頭痛の種だ。ここ1~2ヶ月で大きいものから死んでいってしまったことを考えると餓死の可能性が高く、飼い主として大変責任を感じている。
イシダタミは、人間の目から見るととてもきれい好きである。つまり、水槽の汚れをピカピカにしてくれる。働き者で、眠る時以外は水槽内を素早く動き回って、ガラス面をピカピカに磨き上げてしまうのだ。
一方、マッツンの属するタマキビたちは、人間の目から見たら怠け者である。与えられたエサは何でも食べるが、水槽内の掃除はほとんどしない。だから、彼らの水槽は、次第にガラスが曇って汚くなってきてしまう。
そこで、ある時思い切って、タマキビの水槽とイシダタミの水槽を入れ替えてみた。すると、タマキビたちは「きれいになった!」と大喜びし、イシダタミは「食糧がたくさんある!」と大喜びし、ウインウインの関係が成立。やせ細っていたイシダタミたちも、無事復活したのである。
ホッとしたのも束の間、それから1ヶ月ほどたった先週、イシダタミたちの水槽がまたピカピカになってしまい、再びやせ細りだした。
これはいかんと、タマキビ同様にあまり掃除をしないスガイたちの水槽と入れ替えを行ってみたところ、これがどうもうまくいっていない。水槽の安定を欠いてしまった一因はこの入れ替えかもしれないのだが、イシダタミたちの食糧確保のためにはそれしか方法が思いつかないので、どうにもならずにいる。