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マツたちと、しばしのお別れ中。

ヤンチャが亡くなってから、もう2年以上が経過した。  この間、ブログが止まっていたが、ヌシの私にはあまりにも多くのことがありすぎた。  実は、ヤンチャが亡くなったという記事を書いてから1週間もしないうちに、ヌシの私は交通事故に遭った。  その時は大したことがないと思っていたのだが、しばらくして深刻な後遺症が出現。  コロナ禍と相まって、なかなか治療が受けられず、1年半待ってようやく入院と手術を経たものの全快はせず、今も療養中の身の上である。  事故直後、救急車の中で意識を取り戻して一番に思ったことは、「留守番させているマツたちをどうしよう?」ということ。  ICUに入院させられている間も、うわ言のように「マツー、マツー」と叫んでいたらしい。 カルテにはしっかりと、    「ペットの巻貝の名前をずっと呼んでいた」  と書かれていた。  いったい、看護師さんは、どう思ったのだろうか・・・?  その後、しばらくたって手術のために入院するときも、マツたちを留守番させておくのが心配で仕方がなかった。  さらには、ヌシの海外行きの話まで出てきて、もうこれは飼育を続けるのは無理だと思い、一度は能登の海にマツたちを帰らせた。  ・・・だが、1週間ほどのうちに全員連れ戻した。  普通ならどこかへ行ってしまうはずの彼らだが、奇跡的に全員と再会することができた。  これ自体も、かなり不思議な出来事ではある。  この時の話は、また後日詳しく書きたい。  いやはや、もう、とにかくいろんなことがあった。  とても書ききれない。  そして今、ヌシの私は日本にはいない。  マツたちは、能登時代からお世話になっている岐阜のある方にお預けしてきた。  時々、マツたちのビデオや写真を送っていただいている。  本当はマツたちもここに連れてきたかった。  そのために半年以上の月日を費やし、飼育用品もあれこれ買い足し、検疫許可証も取得して、渡航時期も遅らせた。  だが・・・結局、ヌシの判断ミスもあって実現させることができなかった。 心残りではあるが、今は、私が帰国するまで元気でいてくれることを祈るのみである。