登場する貝たちの紹介
- マツ(愛称:マッツン/正式名称:マツザキ) 種類:タマキビ
このブログの主役とも言える存在。主とは最も長い付き合いで、結構意思疎通もできたりする。自己主張も強く、水質が気に入らなくなってくると、主に必死で訴える。普通なら食べない、人間用の黒い焼き海苔を食べて生き残った図太い神経の持ち主。黒海苔のせいか体の色も真っ黒になり、某タレントさんのお名前をお借りして「マツザキ」と命名される。快食快便。その生命力の強さには驚嘆させられることが多い。
好物は、韓国産乾燥姫ひじき、増えるワカメ系のもの、宇出津産ヌシ製干しワカメなど。太平洋産のものはニオイが苦手で手をつけない。またエサが「日替わりバイキング」状態でないと、すぐに飽きて機嫌が悪くなり、ヌシの呼びかけを「ガン無視」し始める。
得意技はアカモクを食べるためにマツが自分で編み出した「必殺!わんこそば」である。(謎)(詳しくは記事参照)
2024年11月24日頃没。 - ミドリ(愛称:ミドリちゃん) 種類:タマキビ
マツの大親友。いつも隣にいる。きれいな深緑一色で統一されているため、この名前になった。タマキビでここまで一色で統一されているのは、けっこう珍しい。マツが食べるのに忙しかったり、爆睡中だったりして、主がかまって欲しいのにガン無視されて凹んでいると、代わりに相手をしてくれる優しい子。マツに負けずによく食べる。タマキビの中では、体もマツの次に大きい。
好物は、ひじき全般(乾燥・生問わず。太平洋産もOK)、宇出津産ヌシ製干しワカメ、アカモクなど。基本的に好き嫌いをあまり言わず、何でも食べる。
- ダラちゃん(愛称:ダラ) 種類:タマキビ 最近はめっきり品行方正ではあるが、かつては脱走の常習犯だった。毎度脱走しようとしてはヌシに怒られ、その姿をすまして横目で見ているマツは明らかに「あいつはダラやからな」と、ちょっと呆れたような顔をしていた。それが名前の由来である。能登の言葉で「ダラ」とは「バカモン」という意味。「あほんだら」が語源と思われる。 額部分の貝殻の模様が、ヒョウ柄のようにド派手で、かなり目立つ。そのせいで、ちょっと「そっち系」な感じを受けるが、以前はともかく、現在は至って真面目そのもの。ヌシとの意思疎通も時々できるようになってきて、マツがふてくされている時など、代わりにヌシの相手をしてくれたりする。
- 名無しちゃん(愛称:(そのまま)) 種類:タマキビ 柄が地味で個性が感じられず、名前が付かないままになったので「名無しちゃん」に。
- コンパクトちゃん(愛称:(そのまま)) 種類:タマキビ
2023年4月上旬、脱殻のため没。 - ヤンちゃん(愛称:ヤンチャ) 種類:イシダタミ(ミニサイズ) 「幼稚園」(→「用語集」参照のこと)出身。まだヨチヨチ歩きの赤ちゃんの頃、ヌシに連れてこられた。まだまだ小さいと言えば小さいが、その動きは機敏で、もう「赤ちゃん」ではない。この頃「反抗期」なのか、ヌシの言うことをあまり聞かず、独善的な行動が目立つ。「人間の子どもとあまり変わらんなあ」とため息をつきながらも、そんなヤンチャがかわいくて仕方ない、飼い主バカのヌシである。とにかくヤンチャで、一日中元気にボトルの中を走り回るので、この名前がついた。毎朝、毎晩の点呼の際、すぐに分かる場所にいたためしがない。思いもかけないところに忍び込んで隠れていたりするから、ヌシ泣かせである。それがまたカワイイ♪
- シタダミちゃん(愛称:(そのまま)) 種類:イシダタミ 貝殻は地味な模様で一見あまり「華がない」印象なのだが、2つの眼のかわいらしさは他のどの貝にもかなわない。ツノをピンと貼って、元気に活動中のその眼を見たら、どんなに機嫌の悪い人でも一発で笑顔になるだろう。2018年4月上旬、ヌシが旅行中に落下事故を起こしたらしく、そのまま力尽きてしまっていた。帰宅したヌシがその姿を発見し、その後しばらく立ち直れなかったことは言うまでもない。
- グルメ(愛称:グルメちゃん) 種類:オオコシダカガンガラ 2017年11月または12月没。
- のび太(愛称:のびちゃん) 種類:オオコシダカガンガラ 2017年12月没。
- ゴエモン(愛称:ゴエちゃん) 種類:スガイ
主がさんざん迷った挙句、やっぱり食べようと決意して鍋に放り込んだため、途中までゆでられてしまったという、悲惨な過去を持つ。それでも鍋の中で「助けて、助けて!!!!!」と必死の形相で主にアピールし、かわいそうになってしまった主に何とか助け出された。本人(本貝?)にとっては不名誉かもしれないが、この事件を「五右衛門風呂」になぞらえて、「ゴエモン」と命名される。事件以来しばらく体調も崩し、主への不信感を募らせていたが、毎日主が頭を下げて謝り続けた結果、ようやく許してくれた・・・はず。よく似たスガイがもう一匹いるため、視覚認知の悪い主は判別ができなくなることがよくある。2017年4月中旬没。 - シロ(愛称:シロちゃん) 種類:アラレタマキビ
アラレタマキビは基本的に抹茶色や、抹茶色と白の混ざった色をしていることが多いが、シロはその名の通りかなり真っ白で目立つ。動きも個性的で、他のアラレタマキビがいつも群れているのに、我関せずの一匹狼。体は小さいが、大きな貝たちにうまく甘えて肩に乗せてもらったりする世渡り上手でもある。エサのせいか、最近は若干抹茶色が混じりつつあるが、行動パターンが個性的なのですぐに見分けがつく。2017年4月下旬没。 - 長老(愛称:リーダー) 種類:スガイ
スガイの中で最も大きく、おそらく年齢的にも最も上と思われる。年長者としての落ち着き、風格、知恵のようなものを備えていて、餌場に近づき、若いモンが先にエサを食べているのが目に入ると、食べ終わるまでそばでじっと静かに待っている徳の高さ。具合の悪い貝が食欲がなくなって困っていたとき、「もう食べる気力もないんだって。心配だねぇ・・・」と何度も話しかけていたところ、しばらくして、具合の悪い貝を優しく突付いて目の前のエサを食べるように促しているという、スゴイ場面に遭遇。具合の悪かった貝は、リーダーの熱心さに心打たれたのか、やがて頑張って目の前のエサを口にし、無事復活。リーダーのおかげで、貝たちの間にも思いやりや助け合いの心があることを教えてもらった。感謝。2017年5月下旬没。 - 抹茶(愛称:抹茶ちゃん) 種類:アラレタマキビ
シロとともにアラレタマキビたちの中で元気のよい代表格。シロ亡き後、唯一のアラレタマキビとなった。一人ぼっちで寂しいかと思いきや、しっかりマツたちタマキビの肩に乗せてもらって、たくましくタマキビコミュニティに馴染んでいるから、なかなかのものである。シロほど強い個性は持っていないが、大人しくても静かな強い生命力を感じさせるオーラを放つ。名前の由来は白と緑がほどよく混ざった「抹茶ミルク風」の外見をしているから。本当は「マッチャン」にしたかったのだが、マッツンと区別がつきづらくなるので、発音はしづらいが、この名前で定着した。2017年夏頃没。 - ミニちゃん(愛称:ミニ) 種類:イシダタミ(ミニサイズ) 2018年1月末~2月初め没。
2022年7月下旬頃、預け先の岐阜県にて没。
「名無しちゃん」では呼びづらいからと、最近では「ナナちゃん」と呼ばれるようになった。
ところが、個性が感じられないどころか、とんでもなくアクの強い「陰キャ」で、巻貝とは思えない「ヤキモチ焼き」なのである。
ヌシが他の子に話しかけていようものなら、わざとらしく目の前を何度も横切り、ひどい時は割り込んでくる。
それに気づいてからは、朝の挨拶などはなるべくナナちゃんを優先にするようにした。
心配症なのか、自分に声をかけてもらえないと不安になるらしい。
一番に声をかけてやるようにしたら、ヤキモチは収まった。
しかし、柄が地味過ぎて目立たないため、朝の点呼時に見つからなくて他の子に先に声をうっかりかけてしまうことも多々。
そんな時、ジロリと睨んで少し不機嫌になるナナちゃんの目が結構コワい。
2019年12月31日頃没。
亡くなった時、赤ちゃんだったヤンチャをよく子守していたマツは、かなりショックを受けていた。