イシダタミが食べていたものは・・・?

先ほどボトルを覗いてみたら、具合が悪くなったのをきっかけにマツたちタマキビのボトルへと一時的に移し替えてやっていたイシダタミが、一心不乱に何かを食べている姿を発見。このイシダタミ、タマキビたちのボトルに入れてからやせ細っていた体も持ち直し、すっかり元気になっていたのだが、いったい何を食べているのか不思議だった。藻だけならもともとの水槽にもあるはずだから、何か私のやったエサを食べていなければおかしいのである。

はっきりとは見えなかったのだが、どうやらマツたちが手を付けないままになってしまったヒジキをかじっている様子だった。ヒジキの端っこがイシダタミの口が動くのに合わせて揺れていたからだ。イシダタミがまさかヒジキを食べるとは思わなかったので、これには驚いた。そしてその後は、エサ置き場になっているその岩の周りをガジガジとかじる音が響いていた。

イシダタミは固形物としての普通の海藻にはめったに手を付けない。朽ちかけてドロドロになり始めたあたりが、彼らの好みにあっているという私の仮説はやはり正しいような気がする。そして、それによって人間の目には見えないレベルで、岩にも彼らのエサになるものが付き始めるのではないか? それが海藻のエキスのようなものなのか、それとも他のものなのかは分からない。

とにかくイシダタミは人間によって与えられたエサを直接的に食べることはめったにないと言っていいだろう。言い換えれば、二次的に発生したものを食べるから、イシダタミ単体で飼育するのではなく、他の貝たちと一緒のほうがいいのかもしれない。イシダタミの数も随分少なくなってしまったから、この際、他の貝たちと一緒にしてみようかと検討中である。

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