イシダタミ飼育のコツ
イシダタミはエサが難しいと何度かこのブログでも嘆いているが、唯一コツがあるとすれば「一度にたくさん飼わないこと」に尽きると言える。結局彼らが好きなのは岩に生えた特定の藻だから、何匹もいれば簡単に食べ尽くしてしまう。一時は10匹近くいたのだが、3ヶ月ほどたったあたりから次第に大きいものから次々と力尽きてしまい、今は小さいのが3匹と中くらいのが1匹しかいない。そのうち小さいの1匹と中くらいの1匹は食糧が足りなくて痩せてきてしまったので、緊急避難的にマツたちタマキビの水槽に移してやったところ、すっかり馴染んで居座ってしまった。タマキビとはエサがかぶらないだけでなく、タマキビが水槽を適度に汚してくれ、それがイシダタミの好むエサとなるため、この組み合わせはわりとうまい具合に共生させられるようだ。
現在、元のイシダタミ専用の水槽には、1センチもない小さなイシダタミが2匹だけ。ちょっと寂しい感じだが、特段エサをやっていなくても、生えてくる藻だけで元気いっぱいに暮らしている。以前、残りの4匹を同居させていたときにはこんなに元気ではなかった。だから、十分なエサを供給するためには2~3匹にとどめておくのが一番よい対策だろう。それも、あまり大きな個体ではないほうがよい。彼らは大食漢だからだ。小さいイシダタミを2~3匹なら、生えてくる藻が足りなくなることは避けられる。長期的にどうかはまだ分からないが・・・ 岩崎哲也『磯の生物――飼育と観察ガイド』(文一総合出版,2005年)には、イシダタミは大きな個体のほうが丈夫とあるが、私の水槽では比較的小さな個体のほうが丈夫で元気に走り回っているし、長生きもするようだ。エサが限られていることと関係しているかもしれない。
現在、元のイシダタミ専用の水槽には、1センチもない小さなイシダタミが2匹だけ。ちょっと寂しい感じだが、特段エサをやっていなくても、生えてくる藻だけで元気いっぱいに暮らしている。以前、残りの4匹を同居させていたときにはこんなに元気ではなかった。だから、十分なエサを供給するためには2~3匹にとどめておくのが一番よい対策だろう。それも、あまり大きな個体ではないほうがよい。彼らは大食漢だからだ。小さいイシダタミを2~3匹なら、生えてくる藻が足りなくなることは避けられる。長期的にどうかはまだ分からないが・・・ 岩崎哲也『磯の生物――飼育と観察ガイド』(文一総合出版,2005年)には、イシダタミは大きな個体のほうが丈夫とあるが、私の水槽では比較的小さな個体のほうが丈夫で元気に走り回っているし、長生きもするようだ。エサが限られていることと関係しているかもしれない。