夏の水温管理の予行演習

ここ数日、東京は初夏を思わせるような暑さである。湿度も高い。夏対策はまだまだ先と思っていたが、早急に考えなければいけなくなった。室温は先ほど確認したところだと28度くらい。水温は22度。

他の貝たちは水にもぐってくれるが、マツたちタマキビやアラレタマキビは貝のくせに水が大嫌い。早速、真夏の海岸よろしく貝殻ををカラカラに乾かせたまま岩に張り付いて、フタを閉じて身動きだにしない。夜になって涼しくなるとエサを食べに動き出すという始末。

いずれペルチェ式のクーラーを購入する予定ではあるものの、取りあえずマツたちに少しでも快適に過ごしてもらえるよう、気化熱を利用して温度を下げる予行演習を行った。ダイソーで買ってきたたらい(150円)に水を張り、そこにマツたちのボトルを3つ入れる。扇風機をたらいの水に当てて、気化熱現象を起こして間接的にボトルの水温を下げる。

まだそれほど暑いわけではないからと、最初はたらいの底のほう5センチ程度しか水を入れなかったのだが、マツたちタマキビの様子を見ているとこれでは意味がないようだ。というのは、水を嫌う彼らにとっては、水温はあまり関係がないからだ。私と同様、この蒸し暑さに少々参っている様子。水温自体は20度ジャストくらいで安定しており、ちょうどいいはずなのだが。

それではと、できるだけたらいの水を深くして、ボトルの中の水のない部分までが冷えるようにしてみた。現在、様子を見ている最中である。それにしても今からこの調子では、夏はたらいではなくてもう少し深い容器が必要になるだろう。場合によってはもっと大きなボトルを用意することも考えなければならないと思う。

明日は人に手伝ってもらって、部屋にエアコンを設置する。窓枠エアコンだから素人でも取り付けられる。引っ越してきたのが冬だったのでまだ取り付けていなかったのだが、こんなに早い時期に必要になるとは思わなかった。私は今までニューヨーク、能登と冬の寒さが厳しいところばかりにいた。10年ぶりの東京の夏は、私にとってもかなり厳しいものになりそうだ。

マツたちと一緒に夏がうまく越せるように・・・祈るような気持ちで最善を尽くしている。

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