スガイがようやく新しいエサを食べてくれた!

スガイはこれまで、与えたエサとしてはダイソーの青海苔しか食べてくれなかった。後は岩の藻をかじっているのだと思うが、足りていないのではないかといつも不安だった。

この度、ようやく少し新しいエサを食べてくれたので、記録として残しておく。それは、能登で買ってきた生わかめである。今まで、干しわかめを戻して何度か与えてみたが、ほとんど手を付けてもらえなかった。ワカメが嫌いなのかと思っていたが、そういうわけでもないらしく、今回初めてワカメを目の前で食べてくれた。

先日能登で仕入れてきた生わかめは、七尾港、宇出津港、輪島港のものがあり、どれが食いつきがよいかも気になるところなので、産地別に分けて冷凍してあった。ところが、スガイたちの具合が悪くなったので慌てて適当に袋から出して与えてしまったため、今回は産地については不明という大失態。それは仕方がないとあきらめるとして、先ほどまで具合のよくなかったスガイたちがかなり復活した一因は、間違いなくこのワカメのおかげだと言えるだろう。

ところで、私が産地別に分けて冷凍しているのを、こだわり過ぎだと感じた方はいないだろうか? ワカメなんてどこでも同じだと思うかもしれない。だが、少なくとも能登の場合はそうとは言い切れないのである。

能登半島は西は福井の海とつながり、東は富山湾とつながっている。また、先端部は海流がぶつかるところで波が荒く、先端から珠洲市の狼煙あたりで富山湾側に入ると、突然かなり静かな海になる。ざっくりとだが、能登半島を囲む海は、同じ日本海という名前であっても、大きく4つに分かれると思ったほうがよい。そして、獲れる魚の種類も違うし、同じ種類だとしても味や歯ごたえが違ったりする。これは能登の大きな魅力の一つである。

だから、七尾港のワカメは、かなり静かな湖のような海で穫れたと分かるし、宇出津港については実はあまりよく知らないが、七尾港とつながってはいても、もう少し波は荒いはずと想像できるし、輪島港に至っては完全な「外浦」であり、つまり、波がとても荒い場所であるということが分かる。車で移動するとすると、七尾→宇出津、七尾→輪島とも1時間15分程度、宇出津→輪島なら1時間程度かかる感じと言えば、その距離感が伝わるだろうか? とにかく能登は広いのである。

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