海水アクアリウムでは、pH値の管理が重要。そこで・・・「アースチェック液」!?

海水のアクアリウムをやる場合、pH値の管理はかなり大事である。

海は常に弱アルカリ性に保たれており、当然、海洋生物もその状態でないと生きられない。しかし、エサの食べ残しや糞、プランクトンなどの死骸・・・などが積み重なると、どんどん酸性に傾いていってしまう。バクテリアがうまく働き、水槽内の安定が保たれるようになれば、この酸性への傾きは次第にゆっくりとしたものになるが、立ち上げたばかりの水槽の場合は、ほとんど毎日のように水替えが必要となる。

アクアリウム用のpH値チェックの試験紙というのもあるにはあるのだが、けっこう値段が張る上、実際に使った人たちのレビューを見るとどうも不正確なことも多いようである。何とか安価にできないかとネットで検索しまくって、私が現在使っているのは、住友化学園芸から出ている「一目でわかる酸度pH測定液――アースチェック液」という製品。どこのホームセンターでもたいてい置いているから入手がしやすい上、値段も700円前後。試薬が5ml入っているが、以下に記すようなやり方をすれば1回に1滴しか必要なく、ほとんどなくならない。

アースチェック液は、本来は園芸の土壌検査用である。しかし、パッケージにもその他の用途にも応用できることが明記されている。実際、アクアリウムに使っている人もいるとネットで知った。調べたい土壌に水を入れて上澄み液を2.5CC取って、そこに試薬を3滴垂らすのが正しい使い方。プラスチックの小さな試験管が付属している。試薬を垂らすと色が変わるので、それを付属の色見本と比べて、0.5刻みでだいたいのpH値が分かるという仕組みだ。

そこで私は、海水を毎回約0.8CCとり、試薬を1滴だけ垂らしてチェックしている。つまり3分の1の量でチェックをしているというわけ。試験管に海水を入れるためのスポイトは付属していなかったので、小学生の習字用のスポイト(2個で100円程度)を購入した。半年近くになるが、だいたいこの方法で正しい数値は得られていると感じている。

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