「迷ったら安いほうを買っておけ」というのは、ある意味正しい。ただし・・・

買い物で迷ったとき、どちらを買うか、あるいは見送るかというのはけっこう難しい。今回の水槽用クーラーの件もそうだった。私の環境にピッタリな製品はなかったからだ。

TEGARUにしたことがよかったかどうかは、まだ先にならないと分からない。ただ、一つだけはっきりと「失敗した」と感じたことがある。それは、もう2ヶ月も迷っていたのだが、その間にさっさとどちらでもいいから買っておけばよかったということだ。そして、どうせ迷ったまま買うのだったら安いのを買っておくほうがリスクも少ないので、TEGARUを選んでおけばよかったということである。この2ヶ月、かなり水温管理に苦しんだ。取りあえずでもTEGARUを買っておけば、その苦労が軽減されたのは間違いないのである。

一言で言えば、一番の損失は「時間」だった。決断が遅れたことで、ショッピングのポイントなども付くのが遅れてしまっているし、そのため次の買い物ができないし、いろいろと他の予定も押してしまうようになっている。そして、何よりも暑さでバテてしまった貝たち(特にリーダーこと長老)を救えたのではないかと思うと、いたたまれない。本当に馬鹿だった。

どちらを選ぶか悩みに悩んで、最後は「買い物で迷った時」などというキーワードでネット検索をしていた大馬鹿な私であるが、その中に「買い物で迷ったら安いほうを買っておけ」と書かれたサイトがあった。この内容は今考えれば、ある意味正しかったと思う。(以下のURL参照)

「迷ったときは、安い方を買え。」
http://yusb.net/col/613.html

ここでは「安いほう」というのを基準にしているが、これは「手頃なほう」と言い替えても問題ないと思う。たとえ値段がもう一つのものより高かったとしても、自分にとって「手頃で取りあえず使いこなせると思うもの」を買っておけば、たぶん後悔はしない。そして、大抵の場合はそれはよりシンプルな「安いほう」になるということだ。

ただし、これを実践するためには「即決すること」という条件が欠かせないと私は考える。即決しなければ、安いほうを買ってもうまく行かなくなる確率が上がってしまう。安いほうを買っておく利点は、エラーしたときの損失を抑えられる点にある。その損失はお金だけではなく、時間や労力も含まれている。迷う時間が長いほどそこにかけた時間も労力もあるから、もし選んだほうが間違っていたと気づいたらお金以上のショックを受けることになってしまう。

要するに、自分の経験値が足りていない以上、何か動き出す前に正しい判断などできるわけがないのだ。それはトライ&エラーの繰り返しで補うしかない。人一倍不器用な私は、その繰り返しも人一倍しなければ分からないのだろう。それなのに、このプロセスをすっ飛ばして一発でうまい買い物をしようなんて虫がよすぎる。失敗したって、それで経験値を上げればいいだけなのに、その思い切りすらいまだに身につかない自分に嫌気がさしている。

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