ゼンスイ ・TEGARU(テガル)を、結局、買ってしまった・・・

何をトチ狂ったのだと言われても仕方があるまい。あんなにチラー式でなければダメだと一度は断念したのに、こともあろうにペルチェ式のゼンスイ・TEGARUを購入してしまった。別に値段が安かったからではない。どうしても「使ってみたかった」からなのだ。これが吉と出るか凶と出るかはもちろん分からない。たぶん失敗だと思うが・・・



しかし、私は一度特定のものに興味を持ってしまうと、そこから自分を引き剥がすのが大の苦手だ。その姿勢を研究熱心だと評価してくれる人もいるが、私自身は単に要領が悪くて不器用なだけだと思っている。子どもの頃からこれで何度失敗を重ねてきたことか。特に受験と買い物で。ただし、今回の場合は梅雨明けまで様子を見て、そこでダメだと思ったら、チラー式のゼンスイ・ZC-100αを追加購入すると決めているから、やり直しは利く。受験のように失敗したら終わり、ではないのだ。マツのためなら出費は惜しまないと誓った上での決断だ。そのためにも、少し仕事の量も増やそうと思っている。



実はアパートの室温が異常に高いのは、日当たりがよいせいだけではなく、入居当時から壊れていた通風口を虫の侵入対策のために養生テープでガチガチに塞いでしまっていたことと関係があるのでは?と考えていた。そこで不動産屋に「エアコンをつけているのに室温が30度を軽く超える」と相談したところ、熱中症になられては困ると思ったのか、即、大工さんを呼び、直してくれた。

部屋の一角の15センチ程度の丸い部分から通ってくる風は、量としては大したことがないのだが、大工さんの作業中にも既に「涼しい」と感じるほど生活には大切なものなのだと分かった。通風口のパーツをよいものに取り替えてもらい、使い勝手も向上。これによって、まず部屋全体の湿度が下がった。結果として部屋全体の温度も2度くらい下がったように思われる。猛暑日と重ならなかったから、本当にそのせいなのかどうかはまだ分からないのだが。それで、ペルチェ式を使ってみたい、と思った。

また、真夏にこのアパートで窓枠エアコン1台でやり過ごすのはほぼ無理だろうという結論にも達した。以前のアパートでは北側に設置していたから6畳2間を6畳用の窓枠エアコン1台でいけたが、今のアパートは設置するのが東側になるため、どうしても冷却効率が劣る。あまり日当たりのよい部屋というのも考えものだ。

つまり、今はマツたちの水槽の置いてある部屋に窓枠エアコンが設置されているが、それとは別に私の部屋にももう一台窓枠エアコンの設置をしようと考えている。調べてみると、同じ機種で業者がきれいにクリーニングしたものなら、3万円以下で手に入ることが分かった。これを購入して、エアコン2台態勢にすると、マツたちの部屋の室温は随分下がるはずだ。本来6畳用のものを、私の部屋まで冷気が流れるようにしているから、マツたちの部屋が十分に涼しくならないのである。

↓おそらく私の窓枠エアコンの後継機種。


チラー式を買ったからとて、貝のくせに水上生活を好むマツたちタマキビの場合は特に、エアコン無しではバテてしまうことが考えられる。いずれにしてもエアコンは必要だと考えると、まずはTEGARUとエアコン2台で様子を見て、これでうまくいけばOKだし、ダメならTEGARUを手放してZC-100αを買い直せばよい。TEGARUで1万5千円ほど出費が浮くので、それをエアコン購入費用の補助と考えたっていい。

・・・とまあ、いろいろい言い訳をしているが、温度管理の面だけ見れば、ZC-100αのほうが絶対楽だろうなと思う。また苦難の道を自ら選んでしまった。TEGARUは約2万円。決して安くはない勉強代だが、これを通じてアクアリウム用クーラーというものを具体的に学ぶきっかけになればいいと思う。

TEGARUはとてもコンパクトで、片手でヒョイと持ち上げられる大きさ・重さなのがウリの一つだ。しかし、設置の方法はチラー式とあまり大差はないから、工作が大の苦手の私は思ったよりも数倍、配管などに苦労させられた。TEGARUだから全てが「手軽」なわけではないのだ。こういうものは実際にやってみないことには分からない。そして、どんな水槽用クーラーが自分に合っているのかも、トライ&エラーを繰り返しながら覚えていくしかない。出費を抑えて陸上で水生生物を飼おうなんて、そもそも虫がよすぎるのだと自分に言い聞かせている。

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