ゼンスイ・TEGARU(テガル)レビュー:約1週間目

早いもので先週の6月3日(土)にTEGARUを導入して、もう1週間が経過しようとしている。ここ数日は、貝たちの様子を見つつも、真夏に備えて設定温度を今までよりも1度だけ上げた23度で調節をしている。

今日の東京はそんなに気温が高いわけではないが、梅雨入りしたこともあってとにかく湿度が高い。デジタル水温計にはさすがに湿度計はついていないので、ダイソーの温度&湿度計を水槽のそばに置いてそれを目安にしている。水槽のある部屋は中部屋ということもあって、エアコンを冷房モードにしただけでは湿度は60%以上行く。ドライモードにすると、ようやく50%を切るといった感じである。

そのせいなのか、TEGARUで以前ほど温度が下がらなくなったように感じている。以前はTEGARUがサーモスタットで自動オンになって稼働を始めると、せいぜい30分から1時間もすれば設定温度まで冷えて、その後は数時間ストップしていた。たとえ22度設定でもだ。ところが、昨日の夕方あたりからは稼働をしている時間が非常に長くなったと感じている。いつ見てもたいてい稼働中なのだ。これは以前にはなかったことである。

ペルチェ式は周囲の温度に影響されるのは知っていたが、周囲の温度がそれほどでなくても湿度にも左右されるのだろうか? そうだとしたら、扇風機で気化熱現象を起こして水槽を冷やすのとあまり変わらないかもしれない。扇風機の場合も、湿度が高くなると途端に効果がなくなったのだから。

分かってはいたことだが、やはりチラー式のクーラー(ゼンスイ・ZC-100α)に買い直す必要はありそうだ。ペルチェ式は稼働時間が長くなればチラー式よりも電気を食う恐れがあるし、何よりも突然の故障の確率が高まってしまうから危険なのである。5月末の猛暑以来、室温が30度に達することは今のところないが、28度近辺でこんなに稼働時間が長いのでは、ほぼ真夏には対応できないと考えてよいだろう。

私は今でもTEGARUが気に入っている。やはりこのコンパクトさ、デザイン性は素晴らしい。窓枠エアコンではないちゃんとしたエアコンの使える部屋で、湿度管理もある程度できるのであれば、10~20Lくらいの水量ならば真夏でも全く問題なく使えるはずだ。ペルチェ式だというだけで「あれは使えない」とすぐに言い出す人が多いのだが、環境さえ整えてやればこんなに文字通り手軽で扱いやすいクーラーはないと私は思う。私の場合は環境を整えてやることが難しい住宅事情にあるためチラー式に買い直すだけであるから、この記事のせいでTEGARUにネガティブな印象を持つ人がいないようにと願っている。



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