猛暑を耐える。

昨日2日は、夜になっても気温が下がらなかった。都心部では夜中の時点で24度だったようだが、おそらく私のいる東京の外れではそれよりも2度くらい高いと思われる。つまり、「熱帯夜」確定である。一晩中エアコンと扇風機をつけっぱなしにしても、なお寝苦しかった。

そして今日3日もまた猛暑が続いている。昨日は窓に銀シートを設置して、何とか室温が29.9度まででストップしたが、今日は同様にしたのにすでに30度に達している。TEGARU自体は30度ジャストぐらいではどうということもなく水温を下げてくれるが、稼働しまくりになるのは事実だ。



様子見中の最後のスガイは、お腹と顔を見せたまま数日微動だにしない。しかし、光を当てたりするとフタを閉めようとはするので、まだ頑張ってくれている。お腹は出したままというところを見ると、どうも老衰なのかなと思わざるを得ない。今朝の状態だとそろそろ硬直が始まり危ない感じだが、臭いはしていないし、かすかだが反応も残っている感じだ。

水を取り替え、食べやすいエサを入れてやり、ときどき呼びかけて励ましてやる以外、私にできることはもう何もない。「死後硬直」などと言うけれど、私は犬を飼っていたときの経験からも、また、これまで死んでいった貝たちの様子からも、生きものは死ぬ直前から少しずつ硬直が始まると感じている。

最後のアラレタマキビ「抹茶ちゃん(アラレちゃん)」もまた、一応呼びかけるとフタは開けるが、その力も弱々しく、あんなにムシャムシャとエサを食べていたのに、その姿ももう見られない。やはりこの子も限界かなという感じになってきて、何とも寂しい限りである。最後まで諦めずに世話をしてやりたい。旅行中に死なずにいてくれたことだけが、幸いだ。

この暑さの中でも、マツたちタマキビやイシダタミたちはけっこう元気である。フタをしめてじっとするわけでもなく、お腹を出してちゃんと動き回り、エサもしっかり食べている。その逞しさに驚嘆してしまう。このままでは、私のほうが先に倒れそうである。何しろ、エアコンと扇風機をつけっぱなしにしても室温30度なのだから。

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