ゼンスイ・TEGARU(テガル)用の銀色ホースカバーを自作。

まだ窓枠エアコンとTEGARU(テガル)だけで温度管理を行っていた頃、TEGARUのホースカバーを購入しようと書いた。

ダイソーにあると聞いたので、あの時、早速見に行ってみたのだが、ホースカバーとして使えると話題になっていた、ガスホース用のカバーはもう廃番だと分かった。代わりに店舗で勧められたものは、真冬に水道管を凍らせないための太い発泡スチロールのカバーだった。しかし、これでは柔軟性がないため、TEGARUの細いホースには全く不向きだった。

ホームセンターにも同様の商品しかなかった。ガスホース用のカバーも置いてはあったが、発泡スチロールは入っておらず、あくまで油汚れを避けるためのアルミホイルのカバーという感じだったので、保温には向かないと判断し、購入を見送った。

結局、自作しかないと覚悟した。不器用だから、どうせまた失敗するんだろうなあと憂鬱だった。以下、その記録である。正確な寸法などは記憶に頼っているので、多少違っている可能性が高いことをあらかじめご了承いただきたい。

材料は、百均で買った車用の銀色のサンシェードで破損して使えなくなったものがあったので、それを活用することにした。試しに合わせてみると、ちょうどサンシェードの寸法がTEGARUのホースの長さにほぼ一致していた。

TEGARUのホースの外径(直径)は13ミリであるから、円周率をかけて、だいたい4センチあればホースの周囲の長さに達する。余裕を見て、たしか5センチ幅に切ればよいだろうと判断し、そのように切った。

ところが・・・

実際に手作業でこの銀シートを貼り合わせようとすると、かなりテクニックがいることが分かった。強力な接着剤を使っても、しっかりとくっつくまでには時間がかかる。おまけに、あまりキツキツに作ってしまうと、ホースを通すのにも苦労する。結局、1回目のチャレンジは失敗に終わった。

そこで、2回目は余裕を見すぎではないかというくらいに幅を取ってみた。接着がしやすいように、銀シートを最初から丸めて作るのをあきらめ、その代わりに3つ折りにできるようにしたのだ。3つ折りにして、重なっているところを「のりしろ」にすれば、結果的には筒状に仕上がる。

たしか10センチ幅に切ってみたと思う。そして、だいたい3つ折りにして、「のりしろ」部分を少し短めに調整。両端を洗濯ばさみで留めて固定した。その上で、塩化ビニールなどもくっつけられるゴム系の万能強力接着剤を使って、「のりしろ」に少しずつ塗っていった。

一通り接着剤が塗れたら、もう一度「のりしろ」の幅を確認して、ホースを通す部分が狭くならないように注意しながら、両端及び真ん中辺りを洗濯バサミで固定し、できるだけ長時間放置した。

この方法だと、接着剤を塗るのがかなり楽だったし、くっつきかたもしっかりしていた。実際にホースに通してみると、少しきつかったが、ほぼぴったりのサイズになった。通しやすいように、12センチ幅くらいにして作ってもよかったかもしれない。「のりしろ」部分の幅があるので、そこのところはちょっと柔軟性が落ちるが、実用には十分だった。そこで2本めも作製した。

当時はまだ壁掛けエアコンが導入されていない、猛暑の部屋だった。しかし、このホースカバーを通してからは、TEGARUのサーモスタットの誤動作は少なくなったように思う。

↓買うと高いですが、頑張れば不器用な私でも自作できました!


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