冬に向けてのテスト開始。

10月に入り、涼しいのを通り越して「寒い」と感じることが増えてきた。上着を羽織る機会もちらほら出てきた。

夏場はずっと24度設定だったTEGARU(テガル)だが、マツたちにいつまでも夏の気分でいられては冬の寒さに適応できないと思ったので、少しずつ設定温度を下げ、最近は22度にしていた。しかし、今日(10月4日)などは室温が初めて20度を切る状態となり、TEGARUはほとんど稼働していない。

TEGARUの良い点でもあり、悪い点でもあるのだが、実はTEGARUはクーラーとしての機能だけでなく、簡易ヒーターとしての機能も合わせ持つ。TEGARUの内部にあるペルチェ板は、電気が流れると表と裏とで熱交換を行う構造をしている。あくまでド素人レベルでの理解と把握の仕方ではあるが、表を5度下げたら、その分、裏が5度上がる仕組みだと考えればよい。

したがって、ペルチェ板の表と裏を切り替えれば、温度を上げることだってできてしまうのである。この原理を利用して、設定温度よりも2度ほど低くなるとTEGARUは設定温度まで戻そうと、ペルチェ板の表と裏を切り替えて、温度を上げる方向に動き出すようにプログラムされている。だったら一年中使えるからいいのでは?と思うかもしれないが、ここが落とし穴なのだ。

ペルチェ方式は、周囲の温度(室温)に強い影響を受けてしまう。したがって、ある一定以上または一定以下の室温下では、冷却または加熱が追いつかず、ずっとモーターが回り続けて壊れてしまったり、想定外の電気代がかかってしまったりする恐れがある。たしか室温が16度を切ると、加熱効果が十分機能しなくなるらしいから、真冬の使用はあまり期待できそうにない。暖房使用が前提ということになるが、私は暖房が大変苦手である。何よりも暖房は、冬なのにゴキブリを呼び寄せるのが耐えられない!

そこで今晩は、久しぶりにマツたちのボトルを温度調整のためのプール役をしてくれていた大きな水槽から出し、私の寝室に置きっぱなしにすることにした。とは言え、私が夜中に電気を点けたり消したりするのはストレスになるだろうし、あまりにも温度変化が大きいと、今までTEGARUでコントロールされて少々「甘やかされて」いたマツたちは、戸惑ってしまうかもしれない。

そこで、冬の間ずっとマツたちの保温に使っていた、Amazonの段ボール箱と銀色の保温シートを再び登場させた。段ボール箱の中に、この銀色の保温シートを敷き詰めて、ボトルをくるむようにする。

あまりガチガチに保温シートでくるんでしまうと、かえって暑くなってしまうかもしれないので、少し通気をよくした状態で様子を見ることにした。これなら私が夜中に起きても光がマツたちを邪魔することもないだろう。温度変化を見るために、たくさん買ってあった外気温と水温を測れる温度計の吸盤をボトルにくっつけ、室温をモニターしながら、保温シートの中の温度も外から分かるような形にしてみた。

今のところ、保温シートの中は22.4度くらいで落ち着いているが、0時を過ぎてだんだん下がりつつあり、現在は21.9度。室温のほうも先程は23.6度ほどあったが、現在は22.1度。銀シートの中のほうが比較的低温で維持されることは、昨冬で経験済みである。ただし、保温シートの断熱効果により、温度変化は少なくなるはずである。

同時に、温度管理用の大きな水槽のTEGARUもストップさせてみた。実に半年ぶりの電源オフである。水温計はつけてあるから、これで最高水温と最低水温を見て、温度差がどれくらい出るかのデータを取ってみるつもりである。



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