ゼンスイ・TEGARU(テガル)の温度設定に悩む。

ここ数日、天気が悪いせいなのか、東京の気温はとても下がっている。3月初め頃に逆戻りした感じだ。室内の温度も20度を常に切っている。夜には暖房が欲しいと感じることもあるほどだ。マツたちはむしろこのくらいの涼しさが快適なようなので特に心配はしていないが、困ったのは水槽用クーラーのTEGARUの温度設定である。



少し前までは夏かと思うほど暑く、室温が25度を超えることも珍しくなかったため、どんなに頑張ってもマイナス8度までしか下げられないTEGARUの限界を考え、少しずつ設定温度を上げ、数日前に21度に設定したところだった。

しかし、今度は急に涼しくなったため、室温が18度くらいであるから、水温もそれと同じ程度まで下がり、TEGARUは何とか21度まで上げようと「ヒーター」として常に猛稼働(?)する事態となってしまった。

TEGARUは所詮ペルチェ式だから、高級なチラー式クーラーのような耐久性はない。メーカーからも、できるだけファンが回らないように(=稼働しないように)使うのが長持ちの秘訣と聞いている。

旅行等で留守にするならともかく、今なら適宜水温をチェックすることは可能だからと、先ほど思い切ってTEGARUの電源を切ってみた。・・・というか、TEGARUには電源スイッチがないため、本体に接続しているコネクタを物理的に引っこ抜いた・・・のが正しい。

古い論文だから、今この内容がどう評価されているかは分からないが、

谷田專治「タマキビ及びアラレタマキビの生活力に就て」(『ヴヰナス』8(2), 1938)
https://ci.nii.ac.jp/naid/110004758411/

には、タマキビとアラレタマキビを空気中、様々な温度設定、塩分濃度の中に一定時間放置し、その生命力を試した実験が載っている。非常に原始的な実験だが、現代の海水アクアリウムをやる人とって、かなり参考になる内容であることは間違いない。

この論文によれば、タマキビやアラレタマキビは高温は40度くらいまでなら耐えることができ、低温に関しては大変強く、たとえマイナスまで下がるようなことがあってもへっちゃらとのこと。これは実際に、私が食べようと思って鍋に放り込んでしまって慌ててレスキューしたゴエモンの例や、冬場のマツたちの様子などから、ほぼ正しいと考える。

そんなこともあって、この程度の気温の低さであれば少しTEGARUを休ませるよい機会と思い、節電のためにもストップさせることにした。

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