能登への8ヶ月ぶりの「里帰り」

しばらく更新が途絶えていたのは、マツたちと一緒に約2週間にわたって能登に出かけていたからである。彼らにとっては8ヶ月ぶりの「里帰り」となった。

巻貝たちと一緒に半月も車中泊旅行する人間なんて、他にはたぶんいないはずである。しかし、私にはこれがもはや「日常」のように感じられるほどになってしまった。温度管理の楽な今の時期限定とは言え、家に留守番させておいてあれこれ心配するよりも、一緒に移動しながらのほうがはるかに気が楽だし、いつもと同じように世話ができるし、彼らも彼らなりに旅を楽しんでいる感じがするからだ。

昨日(27日)の午後に帰宅して、まだドタバタしている。私ももちろん疲れているが、現地で海岸を毎日のように「散歩」させたせいもあってか、行きも帰りも移動の条件はさほど変わらないのにもかかわらず、行きは全く動じなかったマツたち6匹(ではなく、6人・・・)も、帰り道はさすがにかなり「お疲れ」の様子である。特にミドリは最終日に、海岸でかなりの距離を一人でどんどん積極的に歩いていたためか、少し車に酔ったらしく、帰宅時からしばらくは水底近くまで潜り、岩につかまったままじっとしていた。心配したが、夜には少し元気を回復して、海藻も口にしていたようだからホッとした。

前回3月に旅行した時は、行きに名無しちゃんがこういう状態になった。あの時は、道すがらボトルのフタを開けると、上目遣いで「いつまで続くの、これ~???」と、泣きそうな顔(巻貝が泣くかどうかはともかく、本当にそういう顔だった)をされ、一時は連れてきたことを後悔しかけたが、途中で慣れたのか元気になった。久しぶりだからと、再び名無しちゃんの車酔いを心配していたが、今回は全く問題なかった。その代わりに(?)、今回はミドリが酔ってしまったようである。

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