気温のアップダウンに翻弄される季節――ゼンスイ・TEGARU(テガル)の調節が大変!

1年のうちで、室温・水温管理が一番難しいのは2月から3月にかけてのこの時期だ。日中と朝晩の気温差が激しいし、天候によっても冬っぽい一日だったり、夏かと思うような一日だったり、特に太平洋側ではこの傾向が強い。マツたちは日本海の出身であるから、当然こうした気候には慣れていないし、実際過去にもこの時期に大切な巻貝たちを何匹か亡くしている。

冬の間もテガルに水温管理を任せているが、これだけ気温の変動が激しくなるとテガルの水温設定で大変悩まされるようになってくる。テガルが調節できるのは最大でも気温からマイナス8度またはプラス12度だが、ここのところ水槽周りの気温(室温)は上は25度台、下は14度台くらいの開きがあるので、この差をなかなかうまく解消できないのだ。

先ほども、何気なく水槽周りの室温をチェックしたら25度台になっていて、18度設定のテガルが必死に稼働していたので焦ってしまった。慌てて扇風機をつけてテガルから排出される温かい空気を逃すようにし、水温設定も19度まで上げて落ち着いた。

マツたちの様子を見ると、半分水に体を浸すようにしながら、バテないように頑張っている感じだった。水温自体はテガルで冷やされているのだが、タマキビはあまり水中にいることを好まないから、水に潜ったままじっとしているということはない。

ジャンボスポイトを持ってきて、ボトル内の水でマツたちに「シャワー」をしてやると、気持ちよさそうに浴びていた。そのうちマツは、塩田近くのTさんが下さった干しワカメの戻したのを大きな口で頬張り始めたから、まあ大丈夫であろう。

徐々にテガルの水温設定も上げていく予定だが、朝晩は気温がグンと下がるから、テガルが今度は水温を上げようとしてフル稼働になる心配もある。つまり、朝晩、事実上手動でテガルの水温設定を変えなければならないのだ。ここのところ、天気のいい昼間には冷房も併用している。冷房の苦手な私にとって、これはかなりキツい。

本当にこの季節は、温度管理にかなりの気を使う。花粉症とあいまって、私には憂鬱な日々が続く。マツたちも気候に体を順応させるのに苦労しているとは思うが、ヌシもまた然り、である。

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