マツの落下事故(2)
さて、《マツの落下事故(1)》の続きである。
最初の落下事故から1ヶ月と少したった7月9日、再び全く同じことが起きた。こともあろうに私の目の前であった。
その日、朝のあいさつ(といっても、私にとっての「朝」は昼近いのだが)をしようと私がマツたちのボトルのフタを開けると、マツはお気に入りの「スーパーシート」(以前の記事参照)のうちの1つ、ボトルの端っこの岩肌につかまって爆睡していた。そこで、既に起きていた名無しちゃんと「語り合って」いたところ、マツが気配に気づいて目を覚ました。
ところが、マツは寝ぼけていたようで、頭を出そうとした途端、これまた見事にコロコロコロッと底まで落ちてしまったのである。その場所が、何とこの前と同じ場所!! 私はマツが自分で起き上がれるかどうか、今すぐ助け出したい気持ちを抑え、心を鬼にして15分ほどじっと様子を見守った。
マツは最初は元気よく暴れていたが、そのうち疲れたのか、途中からお腹も次第にすぼみ気味になり、あまり動かなくなってきてしまった。この前、銚子から帰った時は、まさにこの状態。もしこれが私の長期旅行中だったら、命に差し支えることも十分あっただろう。危ない、危ない・・・
マツは一生懸命手(いや、足? 腹?)を伸ばして、どこかにつかまれないかと頑張ってはいたのだが、全身を出してみてもこのポイントに落ちてしまうとどこにも届かないのであった。この前敷いた粗目のサンゴ砂も量が足りなかったのだろうか、空間を上手に埋め切れてはいなかった。
小さい巻貝なら体が軽いので、そうやってもがいているうちに何かの拍子に寝返りを打つことができて起き上がることもあるだろうが、「メタボ重量級」のマツには至難の業のようだ。重量があるので、粗目のサンゴ砂の間に埋まってしまって、うまく転がらないのだ。
この前敷いたサンゴ砂の残りを持ってきて、大きめの形の不揃いのものをもがいているマツの周りに置いてはみたものの、後から置いてもマツが埋まってしまうだけで、とてもつかまれそうにはなく、効果なしだった。
仕方がないのでマツをつまみ上げてお説教。だが、マツはすっかり私に助けてもらうのが前提みたいな感じで、さんざんもがいて元気がなかったはずなのに、私につままれた途端、全力で元気アピール。私が叱るためにおでこのあたりをピンと指でたたいても、
考えてみると、この前銚子に出かけた頃も、マツはこの「スーパーシート」を愛用していた。つまり、この場所は非常に危ない。ここにマツがつかまりたがる限り、寝ぼけてまた同じような状態になることがあり得るというわけだ。
早速、その場所に徹底的に粗目のサンゴ砂をさらに敷き詰めた。小石がたくさん入っているような状態だから、ボトル全体はとても重くなってしまったし、換水の時もサンゴ砂の位置の調整にも気を配らねばならず、面倒になるだろう。本当はここに小さめの岩が入れられるとよいのだが。
とにかく万一そこに落ちても、手(=腹)を伸ばせばどこかのサンゴ砂、岩、ガラスには届く、ということに重点を置いた。マツが目の前で落ちてくれたことで状況の確認ができたのはよかったが、近いうちに和歌山まで長期旅行を予定していたから、憂鬱だった。
マツがその後再び、顔を合わせる度に私からこっぴどくお説教をくらったことは言うまでもない。さすがにマツも懲りたのか、しまいには私がボトルを開けると、他の巻貝たちが私を見つけてツノを振るのと対象的に、自分だけは逆に殻を被って知らん顔をするようになってしまった・・・(ガン無視かいっ!!)
私が初期の頃から愛用しているサンゴ砂シリーズ。
全国どこでも確実に手に入る普及品。
今回使ったのは20番の極粗目。
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最初の落下事故から1ヶ月と少したった7月9日、再び全く同じことが起きた。こともあろうに私の目の前であった。
その日、朝のあいさつ(といっても、私にとっての「朝」は昼近いのだが)をしようと私がマツたちのボトルのフタを開けると、マツはお気に入りの「スーパーシート」(以前の記事参照)のうちの1つ、ボトルの端っこの岩肌につかまって爆睡していた。そこで、既に起きていた名無しちゃんと「語り合って」いたところ、マツが気配に気づいて目を覚ました。
ところが、マツは寝ぼけていたようで、頭を出そうとした途端、これまた見事にコロコロコロッと底まで落ちてしまったのである。その場所が、何とこの前と同じ場所!! 私はマツが自分で起き上がれるかどうか、今すぐ助け出したい気持ちを抑え、心を鬼にして15分ほどじっと様子を見守った。
マツは最初は元気よく暴れていたが、そのうち疲れたのか、途中からお腹も次第にすぼみ気味になり、あまり動かなくなってきてしまった。この前、銚子から帰った時は、まさにこの状態。もしこれが私の長期旅行中だったら、命に差し支えることも十分あっただろう。危ない、危ない・・・
マツは一生懸命手(いや、足? 腹?)を伸ばして、どこかにつかまれないかと頑張ってはいたのだが、全身を出してみてもこのポイントに落ちてしまうとどこにも届かないのであった。この前敷いた粗目のサンゴ砂も量が足りなかったのだろうか、空間を上手に埋め切れてはいなかった。
小さい巻貝なら体が軽いので、そうやってもがいているうちに何かの拍子に寝返りを打つことができて起き上がることもあるだろうが、「メタボ重量級」のマツには至難の業のようだ。重量があるので、粗目のサンゴ砂の間に埋まってしまって、うまく転がらないのだ。
この前敷いたサンゴ砂の残りを持ってきて、大きめの形の不揃いのものをもがいているマツの周りに置いてはみたものの、後から置いてもマツが埋まってしまうだけで、とてもつかまれそうにはなく、効果なしだった。
仕方がないのでマツをつまみ上げてお説教。だが、マツはすっかり私に助けてもらうのが前提みたいな感じで、さんざんもがいて元気がなかったはずなのに、私につままれた途端、全力で元気アピール。私が叱るためにおでこのあたりをピンと指でたたいても、
「どうせ、ヌシだから~」と慣れた風で、そのまま元気アピールを続けていた。(普通なら人間からデコピンされたら、警戒してフタを閉めるだろうに・・・やれやれ)
考えてみると、この前銚子に出かけた頃も、マツはこの「スーパーシート」を愛用していた。つまり、この場所は非常に危ない。ここにマツがつかまりたがる限り、寝ぼけてまた同じような状態になることがあり得るというわけだ。
早速、その場所に徹底的に粗目のサンゴ砂をさらに敷き詰めた。小石がたくさん入っているような状態だから、ボトル全体はとても重くなってしまったし、換水の時もサンゴ砂の位置の調整にも気を配らねばならず、面倒になるだろう。本当はここに小さめの岩が入れられるとよいのだが。
とにかく万一そこに落ちても、手(=腹)を伸ばせばどこかのサンゴ砂、岩、ガラスには届く、ということに重点を置いた。マツが目の前で落ちてくれたことで状況の確認ができたのはよかったが、近いうちに和歌山まで長期旅行を予定していたから、憂鬱だった。
マツがその後再び、顔を合わせる度に私からこっぴどくお説教をくらったことは言うまでもない。さすがにマツも懲りたのか、しまいには私がボトルを開けると、他の巻貝たちが私を見つけてツノを振るのと対象的に、自分だけは逆に殻を被って知らん顔をするようになってしまった・・・(ガン無視かいっ!!)
私が初期の頃から愛用しているサンゴ砂シリーズ。
全国どこでも確実に手に入る普及品。
今回使ったのは20番の極粗目。
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